じっくりコトコト煮込んだもの

 お金がない、月黄泉です。


 人間、視野が狭いのはいけませんよね。 先を見通すなり周りを見るなり余裕を持っていきたいものです。 無理だが。


 『このノートに名前を書き込まれたものはスタンド使いになる』
 衝撃のデスノート第三部!
 はありません。

おはなし

 ここんとこ眠たくて眠たくて仕方がない。 黄金週間に寝まくったのが効いてきてるなぁ。 まぁそれはそれとして。
 今日も今日とて非生産的なお話。 この日記のモットーは「中身がない」「非生産的」でございます。 今後ともよろしくお願いしたいものです。
 うわべだけ話して本質的なことは何も話さない。
 えーさてさて。 何について話そうか。
 並行世界は有限か無限か、とか。 まぁ有限だと思うんですが。 ていうか並行世界が無限ってことは、有限の並行世界を無限に含んでいるってことじゃね? それ自体はおかしなことでもないんだけど。
 並行世界が無限にあるなら、今この時間に自分が存在しない世界も無限にあるわけですよね。 同時に、存在する世界も無限にある。
 で、無限の並行世界は、「他に並行世界を持たない世界」を含まなければいけない。 含んでなければ有限だし。 しかし同時に、「「他に並行世界を持たない世界」の並行世界」をも含んでいなければいけない。 含んでなければ(ry
 これは明らかに矛盾です。 ついでに言うなら、そういった矛盾を引き起こしうる世界も無限にあるわけです。 同時に、矛盾の一切ない世界も無限にある。
 僕が認識できるレベルの話だと「矛盾」という概念がありますが、より高次の概念で矛盾を突き崩す概念があるとすれば全く問題ではありません。 並行世界は無限なのでその概念を持つ並行世界を持つ世界も無限にあります。
 ようは、人間が考えられる限りの並行世界は存在しなければいけないのに、存在すると矛盾を引き起こすものがある。 だから人間から見れば、並行世界は有限なんじゃないかなぁとしか言いようがない。 しかしより上位の概念を持つ生命体ならどうだろうか。 それでもたぶん無理だと思う。


 だから何だよ。 しかも穴だらけ。 まぁいいや。 どっちでもいいし。
 小説で並行世界を扱う場合、並行世界からものを持ってくる能力があったとしよう。 一見、持ってくると、持ってかれた方の世界は困るように見えますが、「持ってかれても困らない世界」から持ってこれば問題はない。 有限論、無限論だとどうなるのでしょう。

 
 これが有限であるなら「持っていく必要がある世界」の数が「持っていかれても大丈夫な世界」を上回ったとき「持っていかれた困る世界」から持っていくことになり「持っていかれたら困る世界」を根絶やしにしてなお必要な世界があってしまうと「持ってこようとしたのに持ってこれなかった世界」が生まれます。
 しかし、この論理では有限の並行世界の数によってあったりなかったりとなりますね。 存在が不確定なのです。
 並行世界の数は固定だから「あったりなかったり」はおかしい、とした場合。
 世界はとにかく「持ってこようとしたのに持ってこれなかった世界」を生み出さない数の平行世界しかありません。 とした場合ですよ。 並行世界の数は有限かつ固定という凄まじい論なんですが。
 ではでは、この有限かつ固定の世界は当然並行世界を持ちません。 減りませんし増えませんから。 有限論には反してませんね。
 逆に「持ってこようとしたのに持ってこれなかった世界」が必ず発生してしまう数の並行世界だったら。 物語で主題としている世界がこの世界でないことを祈るばかりです。
 あれ? と思った人もいるんじゃないですか。
 前者の方の世界であるとか後者とかって、結局仮定なんだから、この二つの関係も並行世界じゃないのか。
 並行世界の数は有限かつ固定という論は、唐突に出現した対極の並行世界によって矛盾を起こしてしまいました。
 つまりどういうことか、並行世界が有限という仮定で並行世界からものを持ってくる能力というのはややこしい事態を引き起こすのです。
 無限でもややこしいです。
 「無事持ってこれた世界」「持ってこれなかった世界」「持ってかれて困った世界」「持ってかれて平気な世界」それぞれ無限にありますので、大丈夫なように見えますが。
 「持っていく必要があるのに持っていく対象の世界を選べない世界」が無限にあり「持ってかれると全ての並行世界を全て消滅させる世界」も無限にあり、並行世界が全て消滅してしまいます。
 でも大丈夫「全て消滅するはずだったのに生き残る世界」も無限にあります。 矛盾だー。


 っつぅことで何か。 「並行世界からものを持ってくる能力」ってのは並行世界が有限であれ無限であれ、どちらも矛盾を引き起こしちゃうってことなのか?
 大丈夫です。
 並行世界は有限ですが、限りなく無限に近いのです。 都合の悪い矛盾を引き起こす世界はないとすればいい。 ていうか、それしか考えようがないと思う。
 つまり、大丈夫。 並行世界が有限という仮定があれば、並行世界からものを持ってこれるのです。 以上。



 つまんね。





 涼宮ハルヒシリーズで御存知の谷川さんが書いている「学校を出よう」では、とある事件によって作中では「並行世界は有限」とされています。 これもまぁ色々と問題がありそうな論なんですが。 面白いです。